【公会計】自律性とは?|受益者負担の分析指標

木のテーブルに置かれた白いラップトップ 公会計

目次

自律性

自律性とは「歳入のうち税収等で賄われている割合(行政サービス受益者が、その費用をどのくらい負担しているか)」に関する視点です。
地方公共団体の財政構造の自律性に着目します。
「決算統計」においては、「歳入内訳」や「財政力指数」が関連する項目です。
財務書類においては、行政コスト計算書(PL)において下記の算出することが可能です。

 

受益者負担の割合

<算出式>

経常収益÷経常費用

 

行政コスト計算書(PL)の「経常収益」は、使用料・手数料など行政サービスに係る受益者負担の金額が反映されています。

 

また、行政コスト計算書(PL)の「経常費用」は、行政サービスの提供の金額を表しています。
これらを用いることで、行政サービスに対する受益者負担の割合を算出することができます。
数値を経年比較、類似団体比較をすることにより、地方公共団体の受益者負担の特徴を把握することができます。
さらにこれを事業別・施設別に算出することで、受益者負担の割合を詳細に分析することも可能となります。

タイトルとURLをコピーしました