簿記の基礎知識

【簿記の基本】現金の範囲はどこまでか?

「現金」の範囲は? 「現金」に含まれるかどうか微妙なものをまとめてみました。自己振出の小切手 → 当座預金先日付小切手 → 受取手形収入印紙 → 貯蔵品譲渡性預金の預金証書 → 有価証券 ※先日付小切手は、ある時期になるまでは受け取ることが...
固定資産

【簿記の基本】減損会計を行う場合はどんな時か?

減損会計を行う場合は資産の価値が著しく下落したとき(目安として、取得価額から時価が50%超低下しているとき。たとえば9000千円の建物だったら時価が4500千円未満)価値の回復の見込みがないと思われるとき 上記のような事象があった場合、貸借...
固定資産

【簿記の基本】資産除去債務とは?

資産除去債務のメリット 資産除去債務を計上することによって、有形固定資産の除去に関する将来の負担を、適切に財務諸表に反映させることができます。資産除去債務の処理 有形固定資産の取得時にあらかじめ見積もり、その割引現在価値を負債として計上しま...
社会福祉法人の会計

【社会福祉法人】認可についてポイントまとめ

社会福祉法人の認可について 以下の厚生労働省通知を参考にしました。<障第890号 社援第2618号 老発第794号 児発第908号><平成12年12月1日 → 平成24年3月30日改正>第1 社会福祉法人の行う事業 とは 社会福祉法人は「社...
社会福祉法人の会計

【社会福祉法人】入札契約における注意点

以下の厚生労働省通知を参考にしました。<社援施第7号><平成12年12月1日 → 平成24年3月30日改正>委任の範囲1.理事長が契約をすることについて職員に委任する場合は、その委任の範囲を明確に定めなければならない2.契約に関する具体的な...
社会福祉法人の会計

【社会福祉法人】パブリックコメントとその回答より

 厚生労働省によるパブリックコメントの回答のうち、有用そうなものをまとめました。参考<パブリックコメント回答 平成23年7月27日>年基準(ワン・イヤー・ルール)についてQ.少額なものにまで、厳格に1年基準を適用するのですか?A.重要性の原...
簿記の基礎知識

【簿記の基本】損益計算のための原則

発生主義 費用は発生したときに計上する。 たとえば商品を仕入れたときは、仕入れの時点で費用に計上する。 対価を支払ったときに計上するのではない。実現主義 収益は確定したときに計上する。 たとえば商品を売り上げたときには、商品を取引先に引き渡...
固定資産

【簿記の基本】耐用年数の変更について留意点

耐用年数とは そもそも「耐用年数」って何でしょうか? 減価償却資産(資産)の取得価額から見積もり残存価額を控除した金額を、規則的・合理的に配分する期間のことです。 単なる物理的な使用可能期間ではなく、経済的に使用可能と予測されうる期間でなけ...
簿記の基礎知識

【簿記の基本】複式簿記の意義って?

複式簿記の意義 複式簿記の意義としては以下の4つが挙げられます。利益の計算が可能(財務分析に有用)財産計算(ストック計算、残高の把握)と収支計算(フロー計算、収入と費用の比較)が同時に可能計算の誤謬の検証が容易以上を一体化したシステムとして...
社会福祉法人の会計

【社会福祉法人】減価償却に伴う国庫補助金等特別積立金の取崩し方法

計算方法当期に取崩す金額はそもそもの補助金額 × 当期の減価償却費 ÷ 固定資産の取得価額で求められる。例:補助金額5000、固定資産の取得価額8000、当期の減価償却費2005000 × 200 ÷ 8000 = 125当期の取崩額は12...
社会福祉法人の会計

【社会福祉法人】基本金についてわかりやすくまとめ

基本金とは(定義) 社会福祉法人として経営・運営していくために(無償で受け入れた)寄附金のこと。 社会福祉事業の対価で受け取ったものではない。 貸借対照表においては純資産の部に表示する。一般企業でいう「資本金」のようなものであり、社会福祉事...
引当金

【簿記の基本】引当金とは?

引当金の定義将来の特定の費用又は損失であって、その発生が当期以前の事象に起因し、発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積もることができる場合に、将来の特定の費用又は損失のうち当期に係る分を費用として見積り計上する際の貸方科目をいう。
社会福祉法人の会計

【社会福祉法人】関連当事者との取引の内容

財務諸表に関する注記(法人全体)「12.関連当事者との取引の内容」 関連当事者との取引は、注記(法人全体)記載の対象となる。 社会福祉法人が関連当事者と行った取引で、法人全体で年間合計一千万円を超えるものについては、必ず注記に記載しなければ...
簿記の基礎知識

【簿記の基本】会計の構造を明らかにする

会計の構造基礎構造、中間構造、上部構造に分けることができる。 例:継続企業の前提 → 費用配分の原則 → 減価償却上部構造 会計処理の手続きのこと。中部構造 原則または基準のこと。基礎構造 基礎的前提のこと。会計公準とも呼ばれ、主に3つある...
固定資産

【簿記の基本】減価償却の意義・意味

1.費用配分(流動化)固定資産の取得に要した費用を、その耐用年数に応じ減価償却を通じて適正に期間配分する。それゆえに減価償却は将来における資産の再取得時の資金財源となる。ここで勘違いしてはいけないのは、資金財源となるとはいえ、減価償却費相当...
リース会計

【簿記の基本】2つのリース取引

ファイナンス・リース取引 ファイナンス=資金調達。 リース会社が借り手の代わりに資金調達や資産購入をする。 資産の所有権は契約上リース会社にあるが、実質は借り手にある。そのため原則として、通常の売買取引と同じような方法で会計処理を行う。 リ...
簿記の基礎知識

【簿記の基本】7つの一般原則+α

1.真実性の原則 財務諸表は以下の内容を真実に表示するものでなければならない。資本収支の状況純資産増減の状況資産、負債、純資産の状態2.正規の簿記の原則 正しく記帳された会計帳簿に基づき財務諸表を作成しなければならない。 網羅性、検証性、秩...
所得税

【所得税】基金利息とは

基金利息は配当所得 保険相互会社からの収益の分配のこと。 個人が相互会社に基金を出資し、基金利息を受け取る。 「利息」と名前が付いているが、実質は配当である。 ゆえに配当所得とされている。
所得税

【所得税】配当所得の課税と計算

配当所得とは法人から受ける剰余金の配当特定目的会社・投資法人から受ける利益の配当剰余金の分配(出資に係るものに限る)基金利息の収益の分配投資信託の収益の分配特定受益証券発行信託の収益(所得税法24条による)「利子所得」のところで見たように、...
所得税

【所得税】利子所得の定義、計算、源泉分離課税

利子所得とは所得税法23条に定めがある。ここに記載のないものは「消費貸借契約」として事業所得あるいは雑所得となる。貯蓄の一形態と考えられるもの、定期に定率で多数のものに同一条件で支払われるもの、を利子所得として扱う。公社債の利子預貯金の利子...