商品売買における商品評価方法は4つある。
- 分記法
- 売上原価対立法
- 二分法
- 三分法
目次
分記法
売上を計上するときにすべての会計処理を完了させる方法。
したがって決算整理仕訳は行わない。
売上時に「分」けて「記」すやり方。
(借方)売掛金 1000(貸方)商品 700
. 商品販売益 300
売上原価対立法
売上時に「売上」と「売上原価」を使って記入する方法。
決算整理仕訳はしない。
(借方)売掛金 2000(貸方)売上 2000
売上原価 1200 商品 1200
二分法
売上時は「売上」額をそのまま計上する。
決算整理仕訳を行い、損益を確定させる。
売上原価対立法を「二」つに「分」けて行う感じ。
【売上時】
(借方)売掛金 2000(貸方)売上 2000
【決算整理仕訳】
(借方)売上原価 1200(貸方)商品 1200
三分法
試験などでよく見る方法。
二分法のやり方に加え、「商品」を「仕入」と「繰越商品」に分ける方法。
【売上時】
(借方)売掛金 2000(貸方)売上 2000
【決算整理仕訳】
(借方)仕入 700(貸方)繰越商品 700
繰越商品 800 仕入 800
期首の「繰越商品」を「仕入」に振替え、期末の商品棚卸高を「繰越商品」に参入する。その際減らすのは「仕入」である。
これを行うことで後T/Bの「仕入」が売上原価を表す数字になる。
メモ
決算整理仕訳を
する → 二分法、三分法
しない → 分記法、売上原価対立法