【公会計】弾力性とは?|資産形成余裕度の分析指標

弾力性のあるバルーン 公会計

目次

弾力性

弾力性とは「資産形成等を行う余裕はどのくらいあるか」という視点に基づく分析です。

 

公会計の財務書類においては、純資産変動計算書(NW)において、資産形成を伴わない行政活動に対して、一般財源等がどれだけ充てられているか、を見ることができます。
これは、インフラ資産の形成や施設の建設等の「資産形成を行う財源的余裕度がどれだけあるか」を示す指標といえます。

 

行政コスト対税収等比率

<算出式>

純行政コスト÷財源(税収等)

 

税収等の一般財源等に対する行政コストの比率を算出する式となります。

 

税収等のうち、どのくらいの金額が「資産形成以外の行政コスト」に費消されたのかを把握することができます。
この比率が100%に近づくほど資産形成の余裕度は低く、100%を上回ると、過去から蓄積した資産が行政コストに充てるために取り崩されたことを表します。

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