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資金収支計算書 作成の意義
資金収支計算書は、資金の流れを把握することができます。
社会福祉法人は、事業計画が予算化され、予算に基づいて事業が執行されます。資金収支計算書上では予算と実績を比較できるため、予算管理に適した財務諸表です。
貸借対照表から支払資金を求める方法
支払資金残高は、資金収支計算書の最後に記載されますが、これは貸借対照表から求めた支払い資金と一致します。財務諸表間の整合性を検証する上で重要な確認方法となっています。
貸借対照表から支払資金を求めるためには、流動資産から流動負債を引けばよいです。
ただし、一年基準により固定資産or固定負債から振替えられた流動資産or流動負債、また、引当金、棚卸資産(貯蔵品以外)はこの計算から除外しなければなりません。
具体的な除く科目は以下となります。
流動資産の部
- 医薬品
- 診療・療養費等材料
- 給食用材料
- 商品・製品
- 仕掛品
- 原材
- 料1年以内回収予定長期貸付金
- 徴収不能引当金
流動負債の部
- 1年以内返済予定設備資金借入金
- 1年以内返済予定長期運営資金借入金
- 1年以内返済予定リース債務
- 1年以内返済予定役員等長期借入金
- 1年以内返済予定長期未払金
- 賞与引当金