【社会福祉法人】社会福祉充実残額が1円でも残れば計画を立てなければならない?

緑のペンと方眼紙ノート 社会福祉法人の会計

目次

社会福祉充実残額の算出式

社会福祉充実残額の算出式は、平成28年11月11日現在、下記のようになっています。

 

社会福祉充実残額
=活用可能な財産
-社会福祉法に基づく事業に活用している不動産等
-再取得に必要な財産
-必要な運転資金

 

社会福祉充実残額1円

上記の計算の結果、社会福祉充実残額があれば、社会福祉充実計画を策定し、実施しなければなりません。
では、1円でも残額があれば、計画を立てなければならないのでしょうか。

 

社会福祉充実計画は1万円以上から

社会福祉充実残額の計算は、1万円未満を切り捨てます。
例えば計算結果が4,500円の場合は0円、29,900円の場合は20,000円となります。
切り捨て処理後に、1万円以上の金額になる場合に、社会福祉充実計画の策定が必要となります。

 

ただ、数万円の残額で計画を立て、それを実行するというのはあまり現実的ではありません。その場合には、計画を立てるための費用が、社会福祉充実残額を超えてしまうような状況も考えられます。
そのようなケースでは、社会福祉充実事業の実施が、事実上不可能なため、社会福祉充実計画を策定しないことが認められています。

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